文化施設建設「任期中に実施計画」 市長、見通し―伊東市議会

伊東版 2017年09月15日

 伊東市の小野達也市長は14日、5月の市長選で選挙公約の一つに掲げた文化施設の建設について「4年目で実施設計に入れるのではないか」と述べ、任期中に建設地や規模、形態などを決める考えを示した。着工は5年目以降になるとの見通しも語った。市議会9月定例会一般質問で、図書館・文化ホール建設基本構想策定事業の進ちょく状況を質問した鈴木克政氏への答弁。

 小野市長は、生涯学習課など関係4課の課長補佐級を中心とするワーキンググループがこれまで3回ほど協議を行い、委託業者の検討や建設用地として利便性、機能性、経済性、防災性も考えて候補地の抽出を行うなど準備を進めている、と現状を説明。本年度中に基本構想を策定し、2年目に有識者で組織する専門委員会を設置し、建設に向けた検討を進める。地域タウンミーティングや未来ビジョン会議などを通し、広く市民にも意見を聞いていくという。

 3年目に基本設計、4年目には実施設計に入り、着工は5年目以降との見通しを示しつつ「スケジュールを早めに立て、市民の期待に応えていきたい」と述べ、早期の建設を目指す。

 市教委によると、文化施設整備基金は今月6日現在で約5263万円という。市は建設に市民の協力も求めていく考えで、若山克副市長は「基本設計の段階になったら、広く市民に寄付を募りたい」と述べた。

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