伊東版 2017年10月27日
伊東市の小野達也市長は26日、市長選の選挙公約の一つに掲げた文化施設・図書館建設について「伊豆高原も候補の一つに考えている」と述べ、伊豆高原も含めて建設地を検討していることを明らかにした。市役所で開かれた市内15分譲地自治会役員との懇談会で、伊豆高原親和会の「伊豆高原は伊豆半島のへそ。観光の目玉の一つとして、多目的施設を建設してほしい」との要望に対し言及した。
建設場所は本年度中か来年度に入ってすぐに決めていくとし、「しばらく待っていただきたい」と答えるにとどめた。伊豆高原をはじめとした南部地域は「滞在型リフレッシュリゾート」を目指していく考えも改めて語った。
市議会9月定例会で小野市長は文化施設・図書館建設について、本年度中に基本構想を策定し、2年目に有識者で組織する専門委員会を設置して建設に向けた検討を進める。3年目に基本設計、4年目に実施設計に入り、5年目以降に着工の見通しとのスケジュールを示している。
懇談会ではこのほか、移住の“予備群”である別荘所有者への優遇措置(浮山温泉郷団地管理組合法人)、市地域行政連絡調整協議会への参加(大室高原自治会)などの要望もあった。
【写説】分譲地自治会役員との懇談会で小野市長のあいさつを聞く出席者=伊東市役所