「公約実現、まい進を」 伊東市長選・市議補選当選者に証書付与

伊東版 2017年05月23日

菊間委員長(右)から当選証書を受け取る小野氏=市役所
菊間委員長(右)から当選証書を受け取る小野氏=市役所

 伊東市選挙管理委員会は22日、市役所で市長選・市議補選の当選証書付与式を開いた。支援者らが見守る中、接戦を制した市長選の小野達也氏(54)、市議補選で当選した大川勝弘氏(35)、犬飼このり氏(45)に菊間徹夫委員長が当選証書を手渡した。

 菊間委員長は「選挙を通じて有権者から寄せられた一票一票の重みをかみしめ、期待と信頼に真摯(しんし)に応え、公約の実現にまい進してほしい」と言葉を贈った。小野氏は「選挙戦で掲げた政策、政治姿勢を必ず実現するため、4年間先頭に立ってやっていく思いを新たにした。これまで届かなかった声を聞き、課題解決に取り組んでいきたい」との決意を示した。

 大川氏は「皆さんの思いを市政に反映し、伊東市を良くしていく」、犬飼氏も「行動が市民の希望につながるよう精進していきたい」と思いを語った。

 【写説】菊間委員長(右)から当選証書を受け取る小野氏=市役所

 ■市議補選「無効投票率」8.58%、2803票 95年以降最高「人柄、政策分からない」

 新人、元職の4人が立候補し、21日投開票された伊東市議補選(欠員2)で、無効票が2803票もあった。市選挙管理委員会事務局によると、無効投票者総数を投票者数で割った「無効投票率」は8・58%に達し、1995年以降の市議選では最も高かった。国政選挙では、2001年の参院選静岡選挙区での9・97%があるという。

 無効票の内訳は白紙1646票、雑事記載559票、記号・符号506票など。候補者以外の氏名記載や誰の名前か確認できない票もあったという。候補者本人の人柄、掲げる政策などが伝わらなかったため、有権者が誰に投票して良いのか判断がつかなかったためとみられる。本紙が実施した市長選出口調査の会場でも、候補者がどんな人か分からない、どんな政策を掲げているのか−などを口にする有権者が多かった。

 当選した大川勝弘氏、犬飼このり氏は無効票の多さを謙虚に受け止め、大川氏は「今後の行動、努力を見てもらいたい」、犬飼氏も「伝えられていないことも多い。一人でも多くの人に市政に関心を持ってもらうよう活動していく」と話し、今後の活動で判断してもらう考えだ。

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