伊東版 2018年10月19日
■商業、観光関係者ら「にぎわい創出」へ提案
伊東市の本年度第7回「未来ビジョン会議」が17日夜、市役所で開かれた。市内の商業、観光、農水産業、教育関係者である委員が「にぎわい創出」をテーマに、小野達也市長ら市幹部と意見を交わした。写真・動画共有アプリ「インスタグラム(インスタ)」への投稿を意識した撮影ポイントの設置、アーケード商店街の有効活用などの提案があった。
同日は20~40代の委員約15人が出席。四つのグループに分かれ、それぞれ意見をまとめて発表した。インスタのフォトスポット設置については、浴衣を着ながら伊東温泉ならではの「タライ乗り競走」と「まくら投げ大会」をイメージし撮影できる場所を設置するアイデアが出た。
アーケードの有効利用に関しては2020年の東京五輪・パラリンピックから正式競技になるスケートボードを生かしたイベント開催をはじめ、射的場や手打ちパチンコなどの遊技場や映画館の“復活”を要望する声も上がった。
このほか「花火大会の開催日数を減らして、昔のように1日の打ち上げ数を増やしたほうが良い」「宇佐美にゆかりある作詞家、阿久悠氏にちなんだ記念館やイベントを企画しては」などの意見もあった。
小野市長は「にぎわい創出は重要な課題。皆さんの若い視点を取り入れながら、今以上に伊東の魅力を高めていく必要がある」と呼び掛けた。
【写説】「にぎわい創出」をテーマに意見を交わす参加者=伊東市役所