カンボジア技能実習生、3人来日 伊東の建設会社受け入れ

伊東版 2019年05月28日

小野市長と握手し激励を受けるカンボジアの学生(右奥は山田理事長)=市役所
小野市長と握手し激励を受けるカンボジアの学生(右奥は山田理事長)=市役所

 ■仕事場など確認 今秋、就労の予定 いったん帰国、意思再確認

 人手不足解消に向けた人材確保のため、伊東市内の建設会社が技能実習生として受け入れるカンボジアの学生3人が27日、伊東市入りした。就労前に同市の環境や仕事現場、観光施設、事業所、日本の食事などを実際に見てもらうのが狙い。30日に帰国した後、就労の意思を再確認し、手続きを済ませて今秋に就労する予定という。

 受け入れるのは、地盤の調査・改良、移動式クレーン事業を手掛けるアートフォースジャパン(伊東市川奈、山口喜広社長)の子会社アクシス。今年2月、山口社長がNPO法人日本カンボジア交流協会(JCIA)の山田二三雄理事長(同市富戸)とカンボジアを訪れ、伊東市で就労を希望するJCIAポーサンチェイカレッジの学生を面接し、19~29歳の男子学生3人を受け入れる契約をした。

 山口社長、山田理事長は27日、学生を連れて市役所を訪れ、小野達也市長に現状を報告した。小野市長は「頑張って」と声を掛け、一人一人と握手した。山口社長は「こんなはずじゃなかった、来てみて違った―が一番かわいそう。学生が納得した上で来てほしい」と今回の来日目的を説明した。山田理事長は「建設業だけでなく、これからどんどん学生を伊東市に送り出す。若者が来ることで地域活性化にもつながる」と話した。

 同カレッジは生徒が日本語を話すことができるのが特徴で、介護学科などさまざまな教育施設が整っているという。

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