日本子守唄協会の西舘好子会長(77)がこのほど、伊東市役所を訪れ、小野達也市長に同市での子守歌イベント開催を提言した。同協会は全国各地で、自治体と連携して子守歌をメインに据えたコンサートやセミナーを開いている。西舘さんは「子どものため、子育て中の親のため、伊東でもぜひ開いてほしい」と訴えた。
同市で生涯学習サロン「笑庵」を主宰する鈴木寛子さん(80)と古くから付き合いがあったことから、西舘さんはたびたび伊東を訪れている。笑庵の活動に協力して、トークショーを開いたこともある。市内に知人も増えてきたことから、子守歌イベントを通じて地域の子育てを応援したいと願うようになった。
西舘さんはイベントが、児童虐待問題を考える機会にもなると考えている。「虐待された子どもたちの養育施設の応援をする中で、『親を救うことができなかった』という子どもの声を聞いた。虐待は親の問題。親たちを取り巻く環境が変わらなければ、社会全体が優しくならなければ、虐待はなくならない」と持論を述べた。施設の子どもたちの姿を追った映画があることから、イベントで上映することも考えている。
西舘さんは「小さな会でいい。子守歌を聞いて、映画を見て、みんなで考えるきっかけになればいい。人のつながりができれば、それがいずれ大きな力になるはず」と思いを語った。小野市長は「とても大切なことだと思う。検討して、できる限りの協力をしたい」と応じた。
同市で生涯学習サロン「笑庵」を主宰する鈴木寛子さん(80)と古くから付き合いがあったことから、西舘さんはたびたび伊東を訪れている。笑庵の活動に協力して、トークショーを開いたこともある。市内に知人も増えてきたことから、子守歌イベントを通じて地域の子育てを応援したいと願うようになった。
西舘さんはイベントが、児童虐待問題を考える機会にもなると考えている。「虐待された子どもたちの養育施設の応援をする中で、『親を救うことができなかった』という子どもの声を聞いた。虐待は親の問題。親たちを取り巻く環境が変わらなければ、社会全体が優しくならなければ、虐待はなくならない」と持論を述べた。施設の子どもたちの姿を追った映画があることから、イベントで上映することも考えている。
西舘さんは「小さな会でいい。子守歌を聞いて、映画を見て、みんなで考えるきっかけになればいい。人のつながりができれば、それがいずれ大きな力になるはず」と思いを語った。小野市長は「とても大切なことだと思う。検討して、できる限りの協力をしたい」と応じた。