◆ 新年のご挨拶 ◆ —伊豆新聞「伊豆路」より転載—
  • 「夢と目標に向け」

     新年となり、毎年のことながら「今年こそ…」「今年は…」などと思い続けては、実際の生活を続ける中でままならないものがこの世の中にもあります。
     皆さん、今年一年それぞれの夢と希望を胸に抱き、立ちはだかる困難をどうやって乗り越えていけるのか、楽しみでもあり悩みのもとでもあると察しております。
     私事で申しますと「夢」はでっかく、「目標」は明確に常日頃歩んでいますので身近な話題を照らしてお知らせします。55歳で迎えた新年は健康に恵まれ、一個人としてはそれこそが最高の幸せでありますが、「夢」は市民の皆さま方が「伊東市の主役」として満足が行き届いた生活を送っていただけることです。市民の皆さまの声に耳を傾けるボトムアップによる市政運営に加えて、発生する諸課題を瞬時に解決できるようなスピード感をもった行政に変えていくことなど、市長就任当初から思いをはせております。
     一方で、明確な「目標」の一つとしては生活のリズムを大切にすることであります。具体的には夜が遅い日も朝5時に起床するし、体内時間を保ち続けています。また一定程度の軽い運動をするルーティンワークは欠かさないことなどですが、意外に毎日続けるには強い意志が必要です。
     最近も地元の子どもたちと話す機会があり「夢」と「希望(目標)」の違いを伝えました。夢は持ち続ければ(おおむねですが)必ず近づいていくこと、目標はより具体的で達成するまでの日時や工程が刻まれていることなどを語り合い、そのまなざしがいきいきとしていたのが印象的で「伊東の未来は拓(ひら)かれる!」、そんな思いをしています。
     それぞれ年齢や立場を超え、新年ならばこその夢と希望(目標)を持ち合って前を向いて進みたいと願います。